ここでは網干総合車両所に所属している223系2000番台の編成別写真を公開しています。
■運行範囲 |
W編成(8連) 東海道本線・山陽本線・湖西線・赤穂線・北陸本線(播州赤穂〜長浜・近江今津) J編成(6連) 東海道本線・山陽本線・北陸本線・赤穂線(播州赤穂〜長浜) V編成(4連) 東海道本線・山陽本線・赤穂線・湖西線・北陸本線・草津線(上郡・播州赤穂〜柘植・敦賀・大垣) |
■車両について |
223系2000番台は、1999年から2008年まで製造されたJR西日本の標準型近郊型電車です。 外板構造は骨構造から外板に強度を持たせた構造に変更し、コストダウンと短編成化が容易に行えるようになりました。 現在、223系2000番台は8連30本、6連14本、4連61本の計572両が新快速/快速を中心に活躍しています。 221系C編成の転属に伴い1次車V編成の一部が221系性能に固定化され6000番台となっており221系運用に入って活躍しています。 ・仕様区分 223系2000番台は製造年次によって仕様変更が多数行われているため記しておきます。 ☆1次車(W10〜W27編成、V6〜V28編成・うちV20〜V28編成は6000番台化) 2000〜2002年に製造されたグループです。窓ガラスは黒色(スモーク)です。 全編成のクモハ223と4両編成のモハ222にモーター3基搭載車であることを示す3000番台の区分があります。 また補助機器を搭載しない電動車としてモハ222が8連と4連に組み込まれています。 221系性能化されている6000番台の種車です。 乗務員保護のためにプロテクターが2000番台では唯一取り付けられています。 8連の製造数が最も多いグループなので新快速電車の姫路側や本線快速で見かけることが多いです。 ☆2次車(W28〜W32編成、J1・J2編成、V29〜V35編成) 2003年〜2004年に113系の置き換えや朝ラッシュの新快速電車の増発、本線の高速化のため製造されたグループです。 窓ガラスの強化も行われており、運転席のプロテクターが廃止され窓ガラスがUVカットガラス(緑色)に変更されています。 1次車にあった3000番台の区分がなくなり全ての電動車がモーター4基搭載車に変更されています。 同じくモハ222も柔軟性を高めるため補助機器が搭載される事になりモハ223形2100番台となりました。 このグループから6両編成のJ編成が登場しています。 ☆3次車(W33〜W38編成・J3〜J10編成・V36〜V52編成・V53・54編成) 基本的には2次車と大差ありませんが2004年製造車からはスカートが現行の形に変更され、2003年製造車の2次車や1次車にも波及しています。 パンタグラフ準備工事の台も微妙に形が変わっています。 V編成が多いため敦賀・近江塩津発着の新快速電車の敦賀・近江塩津方には高確率で連結されています。日中の6連本線快速でもよく見かける編成です。 その後2005年に221系の補充用として4連2本が追加で製造されました。 この2編成は基本的には3次車と大差ないものの速度計が321系と同じものに変更されています。 ☆4次車(W39編成、J11・12編成、V55〜V57編成) 2006年10月の新快速電車の敦賀延伸に際し増備されたグループです。 こちらも3次車と大差ありませんが車内の蛍光灯カバー形状が321系と同様のものに変更されています。 また東芝製インバータ機器搭載編成(J12・V57編成)はこのグループからインバータ機器の筐体形状が一部変更されています。 製造数が少ない上に変更点が地味なためあまり気づくことが少ないグループです。 ☆5次車(V58〜V64編成・J13・14編成) 2007年から製造が開始されたグループです。 車体形状がマイナーチェンジされ窓構造が変更されたほか、窓周りの茶帯の幅が狭くなりビードのない1000番台のような外観になりました。 前面強化の一環からか貫通扉の窓枠も若干拡大されています。 車体形状がマイナーチェンジされているため見分けるのは容易です。 ☆7次車(V65・66編成) 2008年に221系C編成の更なる嵯峨野線転属を目的として増備されたグループです。 見た目は5次車と差異ありませんが同時期に製造された223系5500番台と同様、車体強度が強化されています。 このタイプの編成は2012年に宮原総合運転所に転属し現在は福知山線で活躍しています。 ※6次車は宮原総合運転所所属のWパンタ搭載編成(MA編成)です。223系6000番台を参照。 |
■形態差 |
223系2000番台は製造年次によりさまざまなバリエーションが存在します。 まとめページはこちら。(現在工事中です) |
W編成 8連30本 ()内は製造区分 | |||||||||
W10(1) | W11(1) | W12(1) | W13(1) | W14(1) | W15(1) | W16(1) | W17(1) | W18(1) | W19(1) |
川重/2社 | 近車/2社 | 近車/2社 | 川重/三菱 | 川重/日立 | 近車/東芝 | 近車/三菱 | 近車/東芝 | 近車/日立 | 川重/三菱 |
W20(1) | W21(1) | W22(1) | W23(1) | W24(1) | W25(1) | W26(1) | W27(1) | W28(2) | W29(2) |
近車/日立 | 川重/東芝 | 川重/三菱 | 近車/東芝 | 近車/日立 | 川重/日立 | 川重/三菱 | 川重/東芝 | 川重/三菱 | 川重/東芝 |
W30(2) | W31(2) | W32(2) | W33(3) | W34(3) | W35(3) | W36(3) | W37(3) | W38(3) | W39(4) |
川重/日立 | 川重/三菱 | 川重/東芝 | 川重/三菱 | 近車/三菱 | 川重/東芝 | 近車/東芝 | 近車/日立 | 川重/日立 | 近車/三菱 |
J編成 6連14本 ()内は製造区分 | ||||||
J1(2) | J2(2) | J3(3) | J4(3) | J5(3) | J6(3) | J7(3) |
川重/三菱 | 川重/日立 | 川重/三菱 | 近車/三菱 | 近車/東芝 | 川重/東芝 | 近車/日立 |
J8(3) | J9(3) | J10(3) | J11(4) | J12(4) | J13(5) | J14(5) |
近車/三菱 | 近車/東芝 | 近車/日立 | 近車/日立 | 近車/東芝 | 近車/三菱 | 近車/東芝 |
V編成 4連61本 ()内は製造区分 ☆マークの付いた編成は現在6000番台化 | |||||||
V6(1) | V7(1) | V8(1) | V9(1) | V10(1) | V11(1) | V12(1) | V13(1) |
川重/2社 | 川重/2社 | 川重/三菱 | 川重/日立 | 川重/日立 | 川重/日立 | 近車/東芝 | 近車/三菱 |
V14(1) | V15(1) | V16(1) | V17(1) | V18(1) | V19(1) | V20(1)☆ | V21(1)☆ |
近車/日立 | 近車/日立 | 近車/三菱 | 近車/東芝 | 川重/東芝 | 近車/日立 | 川重/三菱 | 近車/日立 |
V22(1)☆ | V23(1)☆ | V24(1)☆ | V25(1)☆ | V26(1)☆ | V27(1) | V28(1) | V29(2) |
川重/東芝 | 川重/三菱 | 近車/日立 | 近車/日立 | 近車/日立 | 川重/三菱 | 川重/東芝 | 川重/三菱 |
V30(2) | V31(2) | V32(2) | V33(2) | V34(2) | V35(2) | V36(3) | V37(3) |
川重/東芝 | 川重/日立 | 川重/三菱 | 川重/東芝 | 川重/三菱 | 川重/東芝 | 川重/三菱 | 近車/三菱 |
V38(3) | V39(3) | V40(3) | V41(3) | V42(3) | V43(3) | V44(3) | V45(3) |
川重/東芝 | 近車/東芝 | 近車/日立 | 近車/三菱 | 川重/三菱 | 近車/東芝 | 川重/三菱 | 川重/2社 |
V46(3) | V47(3) | V48(3) | V49(3) | V50(3) | V51(3) | V52(3) | V53(3) |
近車/三菱 | 近車/三菱 | 近車/東芝 | 近車/日立 | 川重/日立 | 近車/東芝 | 近車/東芝 | 川重/三菱 |
V54(3) | V55(4) | V56(4) | V57(4) | V58(5) | V59(5) | V60(5) | V61(5) |
川重/三菱 | 川重/三菱 | 川重/日立 | 川重/東芝 | 近車/三菱 | 近車/東芝 | 近車/日立 | 近車/三菱 |
V62(5) | V63(5) | V64(5) | V65(7) | V66(7) | V27・V28編成は6000番台解除 V65・V66編成は宮原転属 |
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近車/東芝 | 近車/日立 | 川重/三菱 | 川重/三菱 | 川重/東芝 |
編成下欄は製造所/インバータ機器メーカーです。
※現在6000番台化されている編成については6000番台編成別写真のページへ飛びます。